建設科 北見工業大学の出張講義「コンクリートの秘密」

 10月8日(木)、北見工業大学の井上真澄教授をお招きし、建設科の1〜3年生57名を対象に出張講義「コンクリートの秘密」を行いました。当日の様子をご紹介します。

【 会場全体 】

 

・講義の内容

 講義は、本校の視聴覚室で行いました。
 井上教授は、北海道のような雪が多く寒い地域で、コンクリートの構造物をしっかり造り、長く使い続けるための研究をされています。
 はじめに北見工業大学の紹介があり、その後、コンクリートについてお話しいただきました。
 講義は、「なぜこんなにたくさんのコンクリートが使われているのか」という問いから始まりました。安くて材料が手に入りやすいこと、型枠でいろいろな形を造れること、強くて長持ちすることなど、その理由を教えていただきました。

【 講演中の井上教授 】

 また、コンクリートはセメント・水・砂・砂利などからできていて、セメントと水が反応して固まること、砂や砂利が全体の7〜8割を占めることも学びました。
 コンクリートは押しつぶす力には強い一方で、引っ張る力や曲げる力には弱いという弱点があります。その弱点を鉄筋で補うのが「鉄筋コンクリート」で、鉄筋が入っていないはりと入っているはりの強さの違いについても教えていただきました。
 後半は、コンクリートや鋼材(鉄筋)がかかる「病気」、インフラの老朽化の現状のお話です。日本には長さ2m以上の橋が約70万橋あり、建設から50年を過ぎる橋の割合は、2033年には67%になる見込みだそうです。
最後は、構造物を人の体にたとえ、点検・診断を行って補修・補強で長持ちさせる「コンクリート・ドクター」についてお話しいただきました。

【 コンクリートの中身の説明 】 【 はりの強さを比べる実演 】

 

・生徒の様子

【 講義を聞いている生徒 】

 

・講義を終えて

 生徒たちからは、「講義を聞いて、勉強になりました」「大学進学を考えているので、今回学んだことを参考にして進路活動をしていきたい」といった声が聞かれました。
 講義の最後には、インフラを守るためには物理や化学の知識が必要であることにふれ、「高校の学びは、皆さんの将来にいつか役立ちます」というメッセージもいただきました。
 コンクリートは、道路や橋、建物など、私たちの暮らしを支える構造物に欠かせない材料です。大学で行われている研究に触れた経験を、今後の学習や進路選びに生かしてほしいと思います。

 最後に、生徒代表がお礼のあいさつをしました。

【 生徒代表のあいさつ 】

 お忙しいなか講義をしてくださった井上教授、北見工業大学の皆様、ありがとうございました。

 講義の様子は、【 instagram 】と【 note 】でも紹介しています。建設科の活動はこれからも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。