カテゴリ:建設科
建設科1年生 ICT体験講習会
10月9日(金)、建設科1年生を対象に「ICT体験講習会」を行いました。北海道建設部建設政策局建設管理課の主催で、網走建設業協会と網走測量設計協会の皆様に講師としてお越しいただきました。当日の様子をご紹介します。
【 北海道建設部の方のお話を聞く 】
■ 建設産業とICTのお話
はじめに測量実習室で、北海道建設部の方から「建設産業の役割と魅力」についてお話を伺いました。建設産業は、道路や橋、建物をつくって守り、災害のときには復旧も担う、暮らしに欠かせない産業です。若い担い手が不足していることや、「給与が良く、休暇が取れ、希望がもてる」新3Kを目指す取り組みについても教えていただきました。
続いて株式会社丸田組の方から、3DCADを活用した現場の仕事や、ICTで進化する土木の仕事について、実際の画面を見ながら説明していただきました。
【 3DCADの画面で工事の計画を見る 】
■ ドローンの操縦体験
3時間目のはじめに、網走測量設計協会の方から、ドローンを飛ばすときのルールを教わりました。100g以上の機体は国への登録が必要なこと、人が多く住む地区の上空や150m以上の高さで飛ばすには許可が必要なこと、自分の目で機体を見ながら飛ばすことなど、守るべき決まりがたくさんあります。
その後はグラウンドでグループに分かれ、操縦に挑戦しました。ドローンを100mほどの高さまで上昇させてから目標の地点へ移動させ、上空からの映像で、地面に置かれた絵が何かを確かめます。講師の方に教わりながら、一人ずつ交代で操縦しました。
【 講師の方から操作方法の説明を受ける 】【 グラウンドの上空を飛ぶドローン 】
【 講師の方に教わりながらコントローラーを操作 】【 ドローンから届く映像をタブレットで確認 】
■ VRS-RTKで宝探し
校舎の南側では、VRS-RTKという測量機器を使って宝探しをしました。人工衛星の電波を利用して、高い精度で位置を測ることができる機器です。
あらかじめ地面に埋めたカプセルの位置が機器に登録されていて、生徒は画面の案内をたよりに目的の場所を探します。ここだと思った場所を掘ると、番号の書かれた紙が入ったカプセルが出てきます。見つけたカプセルは、番号に合わせてお菓子と交換しました。
【 VRS-RTKの機器を持って目的の場所へ 】 【 地面を掘ってカプセルを探す 】
【 見つけたカプセルをお菓子と交換 】
■ ドローンの展示
体験の合間には、ゴーグルを付けてドローンから見た映像を楽しめる機体なども展示していただきました。
【 ゴーグルを付けてドローンの映像を体験 】
■ 講習会を終えて
生徒たちからは、「たのしい」「え!すごい、これだけでさがせるの!」といった声が聞かれました。
建設の現場では、ドローンや衛星測位などのICT技術が使われるようになっています。入学して半年の1年生にとって、建設の仕事を身近に感じる機会になりました。建設科では、2年生から建築コースと土木コースに分かれ、測量や製図などをさらに深く学んでいきます。この経験を、これからの学習や進路選びに生かしてほしいと思います。
【 校舎前に集まった1年生と講師の皆様、上空にはドローン 】
お忙しいなかご指導いただきました、北海道建設部の皆様、網走建設業協会、網走測量設計協会の皆様、ありがとうございました。
講習会の様子は、【 instagram 】と【 note 】でも紹介しています。建設科の活動はこれからも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。
建設科 北見工業大学の出張講義「コンクリートの秘密」
10月8日(木)、北見工業大学の井上真澄教授をお招きし、建設科の1〜3年生57名を対象に出張講義「コンクリートの秘密」を行いました。当日の様子をご紹介します。
【 会場全体 】
・講義の内容
講義は、本校の視聴覚室で行いました。
井上教授は、北海道のような雪が多く寒い地域で、コンクリートの構造物をしっかり造り、長く使い続けるための研究をされています。
はじめに北見工業大学の紹介があり、その後、コンクリートについてお話しいただきました。
講義は、「なぜこんなにたくさんのコンクリートが使われているのか」という問いから始まりました。安くて材料が手に入りやすいこと、型枠でいろいろな形を造れること、強くて長持ちすることなど、その理由を教えていただきました。
【 講演中の井上教授 】
また、コンクリートはセメント・水・砂・砂利などからできていて、セメントと水が反応して固まること、砂や砂利が全体の7〜8割を占めることも学びました。
コンクリートは押しつぶす力には強い一方で、引っ張る力や曲げる力には弱いという弱点があります。その弱点を鉄筋で補うのが「鉄筋コンクリート」で、鉄筋が入っていないはりと入っているはりの強さの違いについても教えていただきました。
後半は、コンクリートや鋼材(鉄筋)がかかる「病気」、インフラの老朽化の現状のお話です。日本には長さ2m以上の橋が約70万橋あり、建設から50年を過ぎる橋の割合は、2033年には67%になる見込みだそうです。
最後は、構造物を人の体にたとえ、点検・診断を行って補修・補強で長持ちさせる「コンクリート・ドクター」についてお話しいただきました。
【 コンクリートの中身の説明 】 【 はりの強さを比べる実演 】
・生徒の様子
【 講義を聞いている生徒 】
・講義を終えて
生徒たちからは、「講義を聞いて、勉強になりました」「大学進学を考えているので、今回学んだことを参考にして進路活動をしていきたい」といった声が聞かれました。
講義の最後には、インフラを守るためには物理や化学の知識が必要であることにふれ、「高校の学びは、皆さんの将来にいつか役立ちます」というメッセージもいただきました。
コンクリートは、道路や橋、建物など、私たちの暮らしを支える構造物に欠かせない材料です。大学で行われている研究に触れた経験を、今後の学習や進路選びに生かしてほしいと思います。
最後に、生徒代表がお礼のあいさつをしました。
【 生徒代表のあいさつ 】
お忙しいなか講義をしてくださった井上教授、北見工業大学の皆様、ありがとうございました。
講義の様子は、【 instagram 】と【 note 】でも紹介しています。建設科の活動はこれからも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。
【1年建設科】工業技術基礎 コンクリート平板
9月25日(金)の「工業技術基礎」では、4週にわたって行われるコンクリート平板製作の実習がスタートしました。
1週目は、まず自分たちで考えたデザインを方眼紙に写す作業から始めました。細かなデザインを正確に方眼紙へ写すことに苦戦する生徒も多く、「難しい!」と言いながらも、集中して一生懸命取り組んでいました。
次に、デザインを写した方眼紙をスタイロフォームに貼り付け、釘を使って穴を開けながら、スタイロフォームへデザインを転写していきました。
デザインの準備ができた後は、スタイロカッターを使ってスタイロフォームを切り出しました。初めて扱う道具に戸惑いながらも、生徒たちは楽しそうに作業を進め、笑顔も多く見られました。
1週目は、コンクリートを流し込むための型づくりまでを行い、無事に下準備を終えることができました。
次週からはいよいよコンクリートを製作し、型に流し込む作業に入ります。
果たして、どんなコンクリート平板が完成するのでしょうか?
完成をお楽しみに!
建設科3年生 実習林の定期観察
9月29日(火)、建設科3年生が実習の授業で、実習林の定期観察を行いました。
この定期観察は例年4月・5月に予定していますが、今年は天候に恵まれず日程が合わなかったため、この時期の実施となりました。当日の様子をご紹介します。
【 展望台と北見の景色 】
・春とは違う秋の実習林
秋を迎えた実習林では、笹や雑草がすっかり伸びていました。
また、実習林には毎年あふれてしまう細い川があります。氾濫しないよう、毎年整備を続けてきました。
4月17日に確認した際には、しっかりと水が流れていました。
ところが、この日に見に行ってみると、川の水は流れていませんでした。
【 4月17日 川 】 【 9月29日 川 】
毎年あふれるほど流れている川の水は、雪解け水だったのかもしれません。春とは違う時期に訪れたからこそ、気づけたことでした。
・展望台と小屋の清掃
建設科で作成した展望台に到着後、小屋の前で休憩をとりました。
その後、小屋と展望台の清掃を行い、清掃を終えた後は展望台で集合写真を撮影しました。
【 展望台の清掃 】 【 小屋の清掃 】
・観察を終えて
生徒たちからは、「楽しかった」「普段の授業と違い、自然に触れてとてもよかった」「北見の景色はきれいだ」といった声が聞かれました。
建設業では、自然の地形や水の流れを理解したうえで構造物をつくることが大切です。今回の観察で気づいた季節による自然の変化を、来年以降の川の整備や今後の学習に生かしてほしいと思います。
【 集合写真 】
【 instagram 】でも投稿しています。建設科の活動はこれからも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。
建設科1年生 構造物見学会
9月4日(金)、北海道オホーツク総合振興局主催の構造物見学会に、建設科1年生が参加しました。
道路や河川を支える仕事のお話を伺い、常呂町・網走市・美山町・北見市の工事現場を見学してきました。当日の様子をご紹介します。
網走建設管理部のお仕事について
はじめに、網走建設管理部の方から仕事内容をご紹介いただきました。
道路や河川の整備に加え、防災訓練や高校生向けの見学会、職員同士の交流なども行っているそうです。職員の皆さんが協力し合う、アットホームな職場であることも教えていただきました。
普段はなかなか知ることのできない、地域のインフラを支える仕事について、詳しくお話を伺うことができました。
現場見学
続いて、4か所の工事現場を順に見学しました。
教室では味わえない実際の建設現場の雰囲気や、現場で活用されている最新技術を間近で見ることができました。
建設科での学びが地域のどのような場所で生かされているのかを知る、よい機会になりました。
見学を終えて
今回の見学会を通して、生徒たちの建設業への興味・関心がさらに高まったように感じます。入学して半年、これから専門的な学習が本格的に始まる1年生にとって、現場で見たことや聞いたことは大きな刺激になったと思います。今後の学習や進路選択にぜひ生かしてほしいと思います。
お忙しい中、見学会を開催してくださった北海道オホーツク総合振興局 網走建設管理部の皆様、見学を受け入れてくださった各現場の皆様に、心より感謝申し上げます。
見学会の様子は、【 instagram 】でも紹介しています。建設科の活動はこれからも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。